部門毎に行なっている業務内容をご説明します。
土木構造物をはじめとする社会資本は年々増加し、多数の構造物が供用されています。また、高度成長期以降に建設された構造物は、供用開始から50年近くの年月を経ており、これらの補修・補強が今後重要になってきます。特に広島県は、海洋環境、都市部の大気汚染環境、また寒冷地など、あらゆる劣化因子が存在し、多種多様な劣化が引き起こされています。
弊社では、主に鋼・コンクリート構造物を対象として、劣化診断・劣化原因の究明から補修・補強工法の選定までを一貫して行い、今後迎える維持管理時代においてあらゆる要望にお応えできる技術力を蓄積しています。
水は常に循環を繰り返しており、海水が雲となり降雨となります。そして雨は川を通して海に戻ります。人間や動植物はこの水循環の中で生かされています。近年では、地球温暖化などの影響によって、水に関わる大規模な自然災害が各地で多発しています。
河川部門では、地域社会の人々の安全で豊かな生活環境を創出するために、河川護岸や海岸の整備、土砂災害を未然に防ぐ砂防堰堤や急傾斜法面などの社会資本整備に取り組んでいます。
農業土木は、縄文時代終わり頃から始まった稲作により、水・土・人の調和を図り、より効率的な農業生産確保のため形成されてきました。
これからの農業土木は、先人たちの業績を「守る技術」で、次世代の人たちへより効果的に継承する役目が我々の使命です。
昨今の農業土木事業は、異常な自然現象による甚大な社会資本の被害に対応するため、技術力の向上が求められています。土木技術はすべて経験工学からのものであり、自然を制御するのではなく、「自然との共生」と、「自然力の大きさ」を知り、安全で安心な社会基盤の構築に取り組んでいます。
橋梁は、道路やトンネルとともに、輸送・交通網の社会資本整備の基盤をなすものです。
橋梁技術は高度電算化に伴う構造解析や設計手法、架設工法など目覚ましい進歩をとげています。
弊社は、これら技術の進歩に対応し、多彩なフィールドで培ってきた専門技術を束ねて、プロジェクトに結集しています。
人や物を移動させるための交通空間、災害時の避難路など、生活するために必要不可欠な社会資本の一つとして“道”は整備されてきました。
一定の量的ストックが形成したとされる中、道の整備は新しい道を造る時代から維持管理へと転換が図られていますが、『幅が狭くて離合しにくい』『いつも渋滞する』『歩道がなくて危ない』など、改良の必要な箇所・利用者のニーズは依然数多く存在しています。
整備コストの縮減は責務であるため、求められる機能に対してできるだけ小さなコストで効果的な整備が可能となるよう、長年培ってきたノウハウと最新の技術を取り入れながら、地域の特性に応じた技術提案を行い“安全”“安心”“快適”な道づくりを志し、取り組んでいます。
測量とは、国土の実態や状態など、位置関係を調査し、正確に測ることで各種建設作業の基礎となる重要な作業です。
近年では人工衛星、光波、レーザー等を利用し、高い精度と機能を備え、またデータ処理の自動化、システム化により測量技術の信頼度は飛躍的に向上してきました。
弊社では、その新しい技術を積極的に導入し、高品質な成果を提供できるようサポートさせていただきます。
公共事業を実施するには土地を取得し、事業の支障となる物件(建物・工作物・樹木)を移転してもらうことになりますが、この物件についての移転費用を起業者である国、公共団体等の委託により調査・図化・算定を行っております。
また、主に公共事業に掛かる工事の施工に起因する地盤変動の発生が予測される範囲の建物等の現状調査・図化・写真撮影(事前調査)及び損害等が生じた建物等の調査及び費用負担額の算定(事後調査)も行っております。
地質コンサルタントは「地球のお医者さん(ジオドクター)」として例えられます。
私たちは地盤をいろいろな方法で診断し、防災事業や建設事業を行なう上で地盤が「悪い」と診断される場合は、その治療(対策)について検討します。
なぜそのような診断結果が得られたか、知識と経験から得られる観察力と洞察力を持って評価し、お客様にアドバイスさせて頂きます。
診断はコストをかけるほど正確な結果が得られます。ですが、事業の規模や地形地質の状況から適切な診断手法を提案し、低コストで必要十分な診断結果を得るところが私たちの腕の見せ所と考えています。
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